
家づくりを考えている私たち一般人が、ZEH補助金を利用する時、施主として、どのような流れで動かなくてはならないのでしょうか?

ZEHの説明は、どうしても専門用語が多くて、とっつきにくい感じ。
一体、何から始めればいいのか良く解らないわ・・・

確かに、そうですね。ZEH注文住宅を建てる流れを、解りやすく説明してみます。
2020年のZEH+補助金の2次公募、ZEH補助金の4次公募なら、今すぐ、ZEHビルダー選びに入れば、間に合います!
まずは、ZEH補助金の一覧表をご覧ください
ZEH、ZEH+、次世代ZEH+、ZEH+R 2020年ゼッチ補助金の違いは?
ZEH戸建住宅・注文住宅、ゼッチ補助金を受け取る為のスケジュール
ZEH+R補助金 2020年公募スケジュール
2020年5月7日(木)10:00 ~ 2020年5月15日(金)17:00必着(先着方式)
☞ 公募は即日、終了しました!

停電時に日夜電気が使えるZEH+Rは大人気。公募は即日で予算に達しています。新築戸建住宅は、5月初の公募開始日に合わせ、前もって、業者さんとかなりの打ち合わせを進めておく必要があります。
戸建住宅 ZEH・ZEH+補助金 2020年度公募スケジュールと公募方法
ZEH+ | ZEH | |
採択方式 | 事前割当方式 | 先着方式 |
公募期間 | 一次公募期間:2020年6月1日(月) ~ 2020年8月28日(金) 17:00必着
二次公募期間:2020年9月7日(月) ~ 2020年10月30日(金) 17:00必着 |
①2020年5月7日(木)10:00 ~ 2020年6月19日(金)17:00必着
②2020年7月6日(月)10:00 ~ 2020年8月21日(金)17:00必着 ③20年8月31日(月)10:00 ~ 20年9月25日(金)17:00必着 ④20年11月30日(月)10:00 ~ 2021年1月8日(金)17:00必着 |
併願申請 | 「令和2年度 先進的再エネ熱等導入支援事業」に併願申請 | 「令和2年度 先進的再エネ熱等導入支援事業」に併願申請 |
追加情報(8月24日)ZEH+補助金 二次追加公募実施発表
- 公募期間:2020年9月23日から2020年11月13日 17:00必着
- 公募方法:先着順(申請金額合計が予算に達した日の前日をもって公募終了)
- 区分:ZEH+、次世代ZEH+の区別なく申請可能
- 交付決定:2020年12月2日完了を予定
出典:SII 2020年の経済産業省と環境庁のZEH補助金について
【ZEH注文住宅】ZEH補助金受け取りまでの流れ
日本の会計年度は毎年4月1日から翌年の3月31日までの期間。
この1年間に申請期間・施工期間を定め、完工後は、業者さんが『完了実績報告書』を提出。工事完了の審査を経て、補助金を原則、年度末(翌年3月末)までに受け取るというスケジュールです。
- ZEH詳細を4月に公表。
- 4月末には公募説明会を開催。
- 5月初から10月が申請期間(2020年度)。
- 11月から翌年2月が建設工事終了期限(上表ご参照)。
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SIIは完了実績報告書の提出を受け、申請内容に係る工事等の審査(必要に応じ現地調査/完了検査)を行い、内容が適正であると認めた時、手続きを経て補助金支払。
ZEH補助金を利用する場合、工事着工前に必要書類を送付、認定を受ける必要があるため、予め、しっかりとしたスケジュールを組んでおかないと、公募開始日に準備が間に合わないおそれが出てきます。
土地から探す方は、まずは希望の条件に合う土地探しからのスタートとなるため、特に、ご注意ください。

土地が決まっている場合
ZEH+R希望であると、ある程度のゆとりを持って、5月初の公募初日に書類を提出するためには
公募期間:5月初、公募初日に提出!
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建築請負契約締結までの必要期間:3ヶ月から6ヶ月(4月末)
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ZEHビルダーを選ぶまでの期間:2ヶ月程度(11月)
遅くても、前年の第4四半期(できれば10月)には
ZEHビルダー選びを開始する必要があります。
ZEHビルダー/プランナーを選ぶ

準備はできるだけ早く進めましょう。土地があると仮定すると、まずは、住みたい家のイメージ創り。そして、ZEHの家づくりをお願いする業者さんを選びます。
大まかな計画を練る!
住宅新築は、生涯で最も高い買い物です。
月々の支払いに追われる様では、せっかく手に入れた快適な住まいを楽しむことはできません。無理のない建設コスト計画をたて、建築する立地条件やご家族が求める住環境の快適さの要点につき、しっかりと検証してください。
無理のない資金計画
頭金にできる金額。無理なく支払える月々のローン返済金額を考えてみましょう。
建てたい・住みたい家のイメージを固める
工法・間取り・デザイン・住宅の機能性・住環境など、あなたとご家族にとって、快適な住宅の条件を10点程、是非、箇条書きにしてみてください。
注文住宅新築に向け、大切な気づきをもたらしてくれる事でしょう。
ゼッチ補助金を受け取る:ZEHビルダー情報収集3つのステップ
企業として新築住宅の見えない部分の品質をどのように管理し、施主の利益を守ってくれるのか。ZEHビルダー選びに際しては、3つのステップが役に立ちます。
資料請求で相場感を得る
希望するZEH注文住宅新築には、どの程度の資金が必要か。まず、相場感覚を掴みましょう。
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ZEH注文住宅。ZEH+R仕様をお願いできる複数のZEHビルダー(ハウスメーカー・工務店)から見積もりとプランを☞ネットでお取り寄せできるサービスが便利です。 |
大切なチェックポイントを質問する
お住まいの地域を施工エリアとするZEHビルダーの中から、気になるハウスメーカーや、地元の工務店、設計会社を選び、Emailで連絡。各社の家づくりについて、個別に問い合わせ。
こちらのZEHビルダー一覧が便利です。

新築住宅の外観、インテリア、機能性についてはホームページでチェックできます。
企業として新築住宅の見えない部分の品質をどのように管理し、施主の利益を守ってくれるのか。
ここが、重要なチェックポイントになると思います。
・御社の社内品質管理体制や、社内検査体制について説明してもらいたい。
・御社内での検査状況の写真や記録を工事進捗に沿い、報告してもらえるか?
・施主として第三者を雇い、インスペクションを希望するが、対応してもらえるか?等
無料相談とモデルハウス見学でZEHビルダーを選ぶ
質問の回答や業者さんの対応をみて、信頼感を持てたZEHビルダーを数社選択。実際に面談。
モデルハウスを訪れ、住環境を体感し、個別面談では、予算と設備仕様など詳細につき希望を伝え、アドバイスを受け調整。見積もりや間取り図を、作成してもらいましょう。
訪問前には、その他の補助金制度や減税制度についても目を通しておきましょう。


数社との間でこのプロセスを取り、間取り図や見積もり金額を比較。信頼でき、ご家族の希望に最も沿った提案をしてくれた業者さんを選びたいものです。
この3つのステップを踏む事で、施主にとり、初めて納得のゆく建築業者・ZEHビルダーを選ぶ事が可能になるではないでしょうか。
経験と実績あるZEHビルダー/ZEHプランナーを選ぶ!
一連の手続きは、かなり複雑で経験が必要です。
ZEHの経験と実績を認められた『5つ星評価のZEHビルダー/プランナー』の中から、お願いする業者さんを選ぶのが、安心でしょう。
5つ星評価の業者全国一覧リストが非常に役に立ちます。業者名をクリックすると、そのホームページに飛びます。施工例のイメージや、使っている設備の機能などをチェックして、ご家族が求める家に近い施工例を探してみましょう。ご近所でおなじみの業者さんの名前があるかもしれません!






ZEH注文住宅と一般の戸建住宅との違いは設計段階の作業
一般住宅と同様に、家族の要望事項をしっかりと文書で伝え、業者に本設計・本見積もりをお願いし、調整確認作業を経て、見積書・仕様書・スケジュールに納得した上で、契約書に捺印、契約締結。同時に住宅ローンの交渉も、建築業者のサポートをかりながら、金融機関との間で進め、施工、完成の流れで進みます。
ZEHを導入した注文住宅の場合には、設計段階までに、施主と業者さんと打ち合わせを重ね、しっかり決めておかなければいけないことが、結構、たくさんある。ここが大きな違いです。
ZEH注文住宅 設計段階までに業者さんと決める項目とは?
ZEH補助金申請では、原則、提出後の変更は認められません。
ZEH補助金の申請、認可取得に際しては、住宅に導入する省エネ設備の機能と効果、創エネ設備の発電量、建物から逃げる熱量等を全て数値化し、ZEHが認める基準内に納めることが必須条件となります。ですから、数字の算出基準となる建物の間取り・床面積・建築素材・導入設備を、あらかじめ確定する必要があります。
補助金の申請期間は毎年決まっており、それもかなり短い日数です。申請期限に遅れるわけにはいきませんので、設計段階までには、住宅や設備の仕様を、建築業者さんとの打ち合わせを密にして、しっかり固めておきましょう。
ZEH補助金申請にむけ、設計段階で確定する項目
ZEH補助金申請までに、ZEHビルダーと話し合いを重ね、設計段階までに以下を確定します。
機能強化機器や素材
- 高断熱外皮(断熱剤)
- 空調設備 (冷暖房)
- 給湯設備
- 省エネ設備:換気設備(24時間換気に係るもの)、及び、照明設備(LED/蛍光灯)
- 創エネルギーシステム:太陽光発電システム等の再生可能エネルギー・システム
- 蓄電システム
- エネルギー計測装置(HEMS)
その他
- 建築図面
- 床面積 (申請建物の建築基準法上の面積)
- 窓やドアの数と仕様 など

ZEH補助金申請には、細かな機能性能算出という作業が不可欠。変更に伴う算出作業は時間がかかります。ZEHの公募申請期間が短く、期限内の申請が必要なので、設計前に、しっかりと、慎重に、内容を検討し、設備や住宅の仕様を確定する様にしましょう。
本設計と本見積もりを検討し、建築請負契約締結
よく解らない部分は、遠慮せずに、担当者に説明を求めてください。
- 要望事項が設計に反映されているでしょうか?
- 見積もりの各項目が打ち合わせで合意した内容と一致していますか?
- 各項目の内容と、見積もり金額を、しっかりとチェック・検討してください。
予算オーバーであれば、予算内に収まる様に、ZEH住宅機能は確保の上、プライオリティーの低い希望項目を削減したり、建材のグレードを落とす等、コスト調整が必要なケースも生じる事でしょう。
必要な修正・変更を依頼し、修正後の書類を受け取り、その内容や建設コストも納得できたら、いよいよ、建築請負契約締結となります。
家づくりのスケジュール詳細は、こちらの記事をご覧ください。

ZEHの詳細については、こちらの記事をご参照ください。

最後に
ZEH申請は、数値計算や申請に添付する機器の性能説明など、個人で申請するのは非常に難しい複雑な内容となっています。
ZEHビルダー/ZEHプランナーは手続代行者を兼務できますので、建設をお願いする業者さんに、申請手続き全てをお任せする事をお勧めします。

ZEH仕様の注文住宅を建てたいが、面倒でことが進まない💦
これでは、ZEH補助金の公募期間に間に合わない!という、状況になりかねません。
便利なサービスを上手に利用し、ゆとりあるペースで家づくりを楽しみましょう。
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