地球温暖化は緊急課題!地球環境破壊はここまで進んでいる

自然破壊と地球温暖化
画像:Pixabay

政府は2050年カーボンニュートラル達成を表明していますが、残念な事にその基礎となる現モデルはフィードバックループ(nature’s own feedback loops 温暖化が更なる気温上昇を引き起こす)という事実を織り込んでいないそうです。世界をリードする科学者が地球温暖化を解説する動画をアップしました。日本語のサブタイトルもあり、環境問題の現状が良く理解できます。

2020年は大変な年でしたが、パンデミックで人の流れが止まり、ロックダウンにより経済活動が停止すると、自然が活力を取り戻すことを学びました。 地球温暖化という緊急課題に直面する今、この事実を決して忘れてはいけません。

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地球環境破壊はここまで進んでいる

地球温暖化が加速度的に進んだこの10年間、モルディブや世界最大のサンゴ礁が広がるオーストラリアのグレートバリアリーフでは、光合成をしているサンゴの体内に生息する褐虫藻という単細胞の藻類が海水温上昇により死滅することで、色とりどりの美しいサンゴ礁の色が抜け白化。褐虫藻からの有機物の供給が途絶え、ほとんどのサンゴは死んでしまいます。

そして、2020年10月12日、1年超、気候変動が北極圏に及ぼす影響についてのデータ収集を行い、ドイツの大型砕氷船ポーラーシュテルンが帰還しました。気候変動が北極圏や世界に及ぼす影響を多くの科学者が分析評価した結果は、北極海が死にかけているという壊滅的な証拠と、数十年後には夏の北極海から氷が消えるという警告です。

政府は2050年カーボンニュートラル達成を表明していますが、残念な事にその基礎となる現モデルはフィードバックループ(nature’s own feedback loops :温暖化が更なる気温上昇を引き起こす)という事実を織り込んでいないそうです。Tipping Pointを超え、取り戻しがつかない状況になる前に、一段と早急な世界各国の環境政策の確立と施行、企業・各方面での技術開発が急がれ、個人レベルでも、CO2排出量の削減、プラスチックをはじめとしたゴミの大幅削減を今、直ちに、推進する必要があります。

https://feedbackloopsclimate.com/。世界をリードする環境科学者による解説で、環境問題の現状を知ることができます。動画は全て、日本語のサブタイトルを選ぶことができます。

Part 1: Introduction – Climate Emergency: Feedback Loops

地球温暖化は緊急課題!

地球の温度上昇2度がtipping point。科学者の説明によると、このポイントを超えると破壊された地球環境を元に戻す事ができないといわれています。

ロックダウンによる人類の活動停止により、自然環境が生き生きと元気を取り戻した現実を、人類は、決して忘れてはいけません。

森林破壊:Deforestationによる温暖化ループ

Forests are our way out to lower carbon dioxide into the atmosphere.

森林破壊は、人類が排出するCO2の4分の1を吸収し、大気中から除去する樹木の大切な働きを失い、地球温暖化をどんどん進めるだけでなく、森林に生息していた動植物の生態分布バランスを、トコトン壊しさり、人類が、異常なスピードで、多くの動植物の絶滅を招いているのです

何よりも、年月の経った大木は多くのCO2を吸収しています。大木の保護は地球環境を守り、温度を下げるために不可欠です。

Part 2: Forests – Feedback Loops: Climate Change

北極海から氷が消える

The Arctic Ocean is dying.

世界20カ国、70を上回る研究所が、数百人の研究者を送り込み、気候変動が北極圏に及ぼす影響につき1年超にわたり多くのデータ収集を行い2020年10月12日帰還。収集したデータに基づき、科学者が分析評価した結果は、北極海が死にかけている。数十年後には夏の北極海から氷が消えるという警告でした。

「北極海は死につつある」 史上最大の北極調査団、1年超ぶりに帰還 ドイツ
【10月12日 AFP】(写真追加)世界最大の北極遠征調査プロジェクトの調査船が12日、ドイツ北部ブレーマーハーフェン(Bremerhaven)港に帰還した。

北極・南極の解氷:albedo effect大幅減による温暖化ループ

北極圏と南極圏を覆う、真っ白な雪と氷が光を反射するアルベド効果は、地球の最も重要な冷却メカニズムの1つです。地球温暖化で氷と雪が溶け、海面が露出することで、反射率が劇的に低下。更なる温暖化ループを引き起こしています。北極海の氷の量は過去40年間で何と、75%も減少しており、科学者は数十年後には、夏の間、北極海から氷が完全になくなると予測しています。

Part 5: Albedo – Climate Emergency: Feedback Loops

永久凍土の融解による温暖化ループ

永久凍土の融解は、水面上昇による沈下や気候変動のみではなく、永久凍土の中に眠っていた二酸化炭素とメタンが大気中に放出される危険を多くの科学者が懸念を表明している様に、気候変動の悪循環のなかでも最も恐ろしい現象です。

解氷が続く北極圏ですが、CO2やメタンガスが更に地球環境を破壊する現実に目を向けず、解氷後の自然資源の所有権争いを始める各国のリーダー達。政治には頼れない。人類のエゴの醜さと、地球に住まいする大切な仲間を絶滅に追いやっている事実に、恐怖を禁じ得ません。

Part 3: Permafrost – Climate Emergency: Feedback Loops

暖かい大気が引き起こす温暖化ループ

暖かい大気は多くの水蒸気を吸収し、多くの熱を閉じ込めるため、温暖化フィードバックループで更なる地球の温暖化を招いています。地球温暖化で地球の気象パターンは、既に劇変しています。

Part 4: Atmosphere – Climate Emergency: Feedback Loops

 

グリーンハウスガス排出による気温上昇がTipping pointを超えると・・

The world that was once heaven can become hell.

BBC放映のコンサートGustav HolstのThe Planets。物理学者Brian Cox博士が、衛星から届く惑星の最新画像を使いながら、各惑星について説明しています。

BBC Two - Holst: The Planets with Professor Brian Cox
A performance of Holst's The Planets with each movement introduced by Professor Brian Cox.

金星は惑星のサイズや太陽からの距離を考えると地球に似た星です。金星にはかつて、水があり、生物が生存できる世界だったかもしれない。しかし、火山活動により二酸化炭素や二酸化硫黄が大気に流れ込み、グリーンハウスガスの影響で、金星の温度は上昇。生態可能な世界は破壊されました。惑星は永遠ではないということです。

かつて天国だった世界は地獄になり得るのです。

Venus is a planet very much Earth like in many ways. It’s not too much closer to the sun. It’s about the same size as Earth. However, science found Venus is a scorched world. It measured temperatures of 465 degrees celsius on the surface, the atmospheric pressure is 90 times that of the Earth. If we stand on Venus, we’d be toasted and then squashed. And we’d be dissolved, because the clouds of Venus rain down sulphuric acid. Venus is the closest world to hell you can imagine.

Venus would have had water, may have been a habitable world, may have been that paradise. But something went wrong in Venus. Those volcanoes pumped carbon dioxide, sulphur dioxide, greenhouse gasses into the atmosphere. A runaway green gas effect heated the planet up and destroyed it, certainly as a habitable world. The lesson of Venus is that planets are not eternal.

The world that was once heaven can become hell. Venus, Bringer of Peace became a requiem for a failed planet.  Source:BBC Programme page

環境保全のために早急に推進できること

Renewable Energy:化石燃料から自然エネルギー

技術は、既に、あります。コストが合わないだけです。

トヨタのミライが良い例です。走り心地の良さ、走行性、ユーザーから高評価を受けているミライですが、水素ステーションの整備が進まず、燃料電池自動車(FCV)の売れ行きが伸びていないのは、水素ステーションの数があまりに少ないため。

ガソリン給油所の立ち上げコスト1億円に対し、水素ステーションは5億円。機材・パイピングなど特殊機器や安全装置の設置コストが嵩むから、水素ステーションの数が増えない。水素ステーションがないからFCVを買わない。この現実が、消費者の購入を妨げている様です。

電気自動車(EV)と水素自動車(FCV)

電気自動車(EV)が外部から電気を充電して走行するのに対し、FCVは内部で水素と酸素を反応させ、電気を生み出して走ります。航続距離は東京から大阪へ到達できる600キロ以上。日産「リーフ」などEVの300キロ前後よりはるかに長く、水素の充填に必要な時間もガソリン車並みの約3分。性能の高さにも世間の注目が集まりました。   出典:エネチェンジ

燃料電池は、水素と酸素を反応させて電気を取り出す。燃料電池とは水素と酸素のもつ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する発電設備。発電時に生成されるのは水だけで、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、粒子状物質(PM)などの地球温暖化ガスや大気汚染物質をほとんど排出しません。 岩谷産業ホームページから抜粋

電気自動車(EV)の問題点

EVが世界各国で普及していますが、3つ大きな問題がありそうです。

  1. 2040年に世界の電力消費の8%をEV充電が占めるという試算がでています。電力不足で原子力発電所(廃棄物問題)や、火力発電所(CO2排出)が増設されたのでは本末転倒。
  2. 電気自動車はリチウム資源開発と精錬のために、大量の水を無駄にし、環境を汚染。さらに、膨大なエネルギーを消費します。
  3. EV車の充電時間が長すぎ(200Vコンセント充電、国内メーカーにより1時間半〜7時間)、航続距離は300キロ前後と水素自動車の半分に過ぎない。
充電器基礎知識|EV・PHEV用充電器|日東工業株式会社
日東工業株式会社の充電スタンド(充電器)のサイトです。プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)両用の充電スタンドを株式会社豊田自動織機と共同開発しました。公共の場所への設置に最適なスタンドで、充電インフラの普及に貢献します。

水素自動車:燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle)の利点

問題点は上述の様に、初期投資コスト負担から水素ステーションの不足ですが、CO2など、地球温暖化ガスや大気汚染物質をほとんど排出しません!

  1. 燃料電池は、車内で水素と酸素を反応させて電気を取り出すため、車両内部で電気を生み出し走行。大気汚染物質をほとんど排出しない
  2. 水素は冷却して液体化する技術により、運搬・保管が容易
  3. 航続距離は600キロ以上(EVは300キロ前後)、水素の充填時間はガソリン車並みの約3分。

水素が電気を創るCO2ゼロの社会に

性能の高い水素社会が実現すれば、太陽光など再生可能エネルギーで作った電力を使い、水からエネルギーを生み出すことができます。地下水素パイプラインを敷設することで、家庭の電力として使用することも可能になりそうです。

今、地球に必要な大気汚染物質をほとんど排出しないエネルギー。国内企業が既に、確立している水素技術を広げ、日本国内はもとより、世界にアピールするためには、コストの壁を乗り越える知恵と戦略が必要です。

目先の利益を追う経営や政治は過去の遺物にすぎません。各国のリーダーは、環境汚染問題と地球温暖化問題に最速で真摯に取組むべき今、水素ステーションは国の公共投資で賄い、水素ステーションの管理技術は産業界が主導する。社会インフラを変革する覚悟で、大胆な施策と実行が不可欠ではないでしょうか。

個人レベルで何ができる?

次は、個人レベルでできことを考えてみましょう。

戸建住宅は家庭レベルでの脱炭素化も可能:Home energy efficiency

詳細については、こちらの記事をご参照ください。

脱炭素社会:ハウスメーカーが創るスマートハウス新築注文住宅
ここ数年の大規模停電:災害時の電力供給に注目 日本は地震や台風など災害の多い国です。加えて、地球温暖化により頻繁化する豪雨被害、千葉県を中心に最大93万戸が停電し、全面復旧まで2週間以上を要した2019年の台風15号による被害は記憶に新し...

Buy Local

  • 輸入品は運搬時にCO2を排出しています。地場の野菜・果物・食品・製品にシフト。
  • 食べられるだけの食料を購入。
  • 食べ物を捨てない。無駄にしない。

肉の消費量を控える

肉食が環境破壊というのは、日本の畜産業の状況から判断すると理解できませんが、大量の水と土地を必要とするアマゾンに展開する大規模な工業型畜産の写真をご覧ください。

肉食と環境破壊の驚くべき意外な関係 - 国際環境NGOグリーンピース
こんにちは、広報担当の土屋です。 みなさんは、「食べる」とい…

ライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算したCarbon Footprint。反芻動物である牛は、消化の過程で生成されるメタンガス(二酸化炭素、フロンなどと並ぶ温室効果ガス)をげっぷや排泄物として排出するため、肉類の中で牛肉はCarbon Footprintが非常に高い食品です。

因みに、地球温暖化の約20%はメタンガスに起因、その15%相当が家畜によるものと試算されています。

Plastic ゴミをできるだけ減らす

キッチンからバスルームに至るまで、ありとあらゆる所にプラスチック容器が使われています。少しでも、家庭からプラスチックを排除するよう知恵を絞ってみませんか?

  • 八百屋さんで買うときの様にパッケージに入っていない、個別包装されていない食品を選ぶ
  • 瓶入り食品や製品を選び、当然リサイクル
  • 買い物は手持ちの布製の袋を使用
  • スーパーなどのお店ではマイ容器を持ち込んで量り売りで購入
  • 電気製品などの購入に際しては、品質の良い商品を買い、長期間使うように心がける

最後に

地球環境も、動植物も、今、私達一人一人の意識変革と、早急な行動変容を求め悲鳴を上げています。政治を待っていても何にも変わらない。一人一人が、できることから、一つ一つ地球環境を守る行動を起こす。ここから、変わって来るのではないでしょうか?

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