戸建て注文住宅新築、2020年度のZEH補助金スケジュールは?

こどもみらい住宅支援事業 ZEH ZEH+R LCCM
2020年度のZEH補助金申請スケジュール

2020年度のZEH申請につき、5月中旬以降に予想されるZEH補助金公募に向け、今、必要な準備についてまとめています。

2020年の経済産業省および環境省による戸建ZEH補助事業の概要がかなり固まってきました。2020年ZEH(ゼッチ)補助金に関する直近記事をアップデート(2020年4月8日時点)しています。こちらの記事もご参照ください。
【2024年度】ZEH(ゼッチ)補助金早わかり情報とZEHビルダーの選び方
2024年4月、令和6年度 戸建住宅ZEH化等支援事業の公募情報が開示されました。 ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業(補助金)のうち、個人が戸建住宅を新築する場合、および、戸建住宅を取得する際に、利用できる補助金...
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【速報】戸建住宅におけるZEH化支援事業予算案

12月20日、環境庁は、令和2年度、環境省予算概算要求事項として、2019年度当初予算案の概要を公表。戸建住宅におけるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化支援事業(経済産業省・国土交通省連携事業)は 6,400百万円となっています。

新築戸建住宅におけるZEHの普及拡大を目的としたZEH支援事業。令和2年度予算案は、環境省 地球環境局の資料では  6,350百万円でした。

戸建住宅における2020年度のZEH支援事業補助金

住宅関連では、継続事業として、ZEH支援事業に2019年度と同額の64億円を確保。戸建住宅に対し、1戸当たり60万円を補助する予定です。

  • ZEH支援事業の補助額は60万円/戸2019年度は70万円/戸。1戸当たり10万円減額予定
  • 蓄電池を設置した場合、上限20万円/台で、2万円/kWh。

2020年度のZEH(ゼッチ)補助金額一覧表

 

ZEH 補助金 2020

引用元:SII環境共創イニシアチブ ホームページ

住宅新築ZEH等に関する最新の施策動向や支援措置について、国土交通省、経済産業省、環境省の3省合同説明会が、3月3日より3月13日まで、全国6都市で開催されます。

【2020年度のZEH支援事業補助金】方針説明会の会場と日時
新築戸建住宅、ZEH支援事業:推進施策動向についての説明会 令和2年度のZEH補助金を使い、注文住宅新築を考えていらっしゃる施主の方々にも参加いただける、2020年度の新築住宅ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金説明会の詳細が...

民生部門のCO2削減は住宅のZEH化が鍵

石炭火力発電に頼るCO2排出国日本。我が国の最も大きな課題の一つが、発電に伴うCO2削減です。

地球温暖化対策が必須な現環境下、民生部門[注]においては、令和2年度も引き続き、環境省、経済産業省、国土交通省の3省連携によるZEHへの支援が行われ、集合住宅・既存住宅の省エネリフォームなど多角的な支援事業を通じZEH普及拡大を図るものとなりそうです。

[注]:民生部門は、民生家庭部門(家庭生活から排出される温室効果ガス)と民生業務部門(サービス関連産業や公的機関等の活動に伴い排出される温室効果ガス)に区別される。

災害に強い住宅 ZEH+R強化事業

2019年度ZEH支援事業の実現目標は未達、前年度比38%減に終わった。との報道がある一方、災害時、長期停電に対応できる『ZEH+R強化事業」の2019年度の交付決定数は1257件と、2018年度に比べ968件増加しています。[注1]

これはどういう事でしょうか?

注文住宅を新築する施主側の視点で考えると、よく理解できます。

つまり・・・

ZEH仕様にするには、それなりの投資が必要となります。中途半端な投資に終わるZEHより、災害時に対応できるZEH+Rを選ぶ方が、費用対効果が良いから。という判断でしょう。

昨年度の大型台風や地震に伴う長期停電など、近年、地震・台風の被害が拡大する中、高耐震性を備え、自然災害発生時の長期停電に耐えられる住宅

安全・安心な暮らしを求める方々が多く、省エネ・創エネ・蓄エネ機能を備え、長期停電時にも、昼夜を問わず電気が使えるZEH+Rが強化されるのではないでしょうか。

[注1] 統計値出典 一般社団法人環境共創イニシアチブ

ZEH ZEH+ ZEH+R 2020年度の補助金申請はいつ?

世界的にCO2削減の圧力が強まる中、国はZEHを更に普及させたい方針です。なるべく多くの人にZEH補助金が行き渡るよう力を入れているので、ZEH補助金の申請をすれば、当選する可能性はとても高いと思います。

一方、ZEH+Rの申請は今後も、増加傾向が見込まれます。

2020年度のZEH補助金制度を利用するには、なるべく早めに家づくりの計画を進め、早めに申請を出せるように準備したいものです。

【参考】ZEH、ZEH+、ZEH+R 補助金公募期間は?

2019年度の最終のZEH申請スケジュールです。公募説明会は2019年4月でした。

2019年度ZEH公募期間 審査期間   2019年度ZEH+R
公募期間
審査期間
一次公募:2019年6月3日~2019年6月7日 ~2019年7月24日 一次公募:2019年5月13日~2019年5月24日 ~2019年6月28日
二次公募:2019年7月1日~2019年7月5日 ~2019年8月6日 二次公募:2019年7月8日~2019年7月19日 ~2019年8月23日
三次公募:2019年8月5日~2019年8月9日 ~2019年9月10日 三次公募:2019年8月26日~2019年10月11日 ~2019年10月31日
四次公募:2019年8月26日~2019年10月11日 ~2019年10月31日  2019年度のZEH+   公募期間 審査期間
2019年7月1日~ 2019年9月30日 ~2019年10月24日

 

ZEH ZEH+ ZEH+R スケジュール

出典:SII環境共創イニシアチブ

ZEH、ZEH+、ZEH+R 着工時期はいつ?

補助金申請後、補助金の交付が決定しないと新築工事を始めてはいけない。というZEH補助金の申請ルールがありますので、着工は、審査期間終了後。つまり、補助金公布、確定後となります。

戸建て注文住宅を新築。2020年度ZEH補助金スケジュールは?

2019年度の実績を元に、2020年度のスケジュールを立てると。

ZEH+R強化事業、ZEH+実証事業、ZEH支援事業、2020年度の応募が5月半以降スタートするとして、

注文住宅の場合、間取りや仕様、設備詳細を、ZEHビルダー(建築会社、工務店、ハウスメーカー、設計事務所)との間で、固めるのに数ヶ月は必要となります。

4月の公募説明会。5月半から公募開始。恐らく、数回の公募となり、8月までは応募できるのではないでしょうか。

焦る事はありませんが、できれば、5月には、間取りや設備につき、ZEHビルダーとの打ち合わせを済ませ、建築確認申請を、ZEHビルダーに提出してもらえる状態にしておけたら、ベストでしょう

 

5月に申請するためには、今から、準備を進める必要があります。

打ち合わせには、数ヶ月を要すると言われていますので、契約は3月が目処。

2月に入った今、注文住宅の新築を依頼する工務店、ハウスメーカー、設計事務所を探す作業に入ってください。ZEHを検討する際は、経験のある適切なZEHビルダーを探すことが必須です。

 

ZEH提出書類の作成が心配です

提出書類記載事項は、非常に複雑ですが、ZEHに必要な計算などは全てZEHビルダー側がやってくれます。施主側は、記載事項の説明を受け、納得の上、必要な署名・押印をすれば良いので問題ありません。

まとめ

2020年度の審査・選別方法は、先着順となる可能性もありますので、ZEH注文住宅の計画はできるだけ、早めにスタートしてください。

そのためには、使えるものは、使いましょう。

3つのステップをご提案致します

資料請求で相場感を得る

まず、まとめて資料が取れるサービスを使い、『気になる環境問題。ZEH+R仕様で補助金の申請をお願いしたい』などの、希望事項を明記し、資料を請求。

希望する注文住宅新築にはどの程度の資金が必要か。相場感覚をつかむと良いでしょう

『新築注文住宅 5つ星ZEHビルダー一覧』『ZEH登録ビルダー一覧』を使い、予め、気になるZEHビルダーさんを選ぶ事ができます。

信頼できる注文住宅建築会社が探せる

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大切なチェックポイントを質問する

  • 資料を受け取ったZEHビルダーの中で気に入った企業
  • 資料請求リストに企業名がなく『会社選択』できなかったZEHビルダーについては『新築注文住宅 5つ星ZEHビルダー一覧』『ZEH登録ビルダー一覧』の連絡先情報をご利用ください。

気になるハウスメーカー、工務店宛、Eメールで問い合わせを入れましょう。

新築住宅の外観、インテリア、機能性についてはホームページでチェックできます。

ここで、大切なチェックポイントは、デザイン面の拘りや、企業として新築住宅の見えない部分の品質をどのように管理し、施主の利益を守ってくれるのか。ここになると思います。

・家づくりのプロセス、ZEH申請から入居までのスケジュールについて説明してもらいたい。
・御社の社内品質管理体制や、社内検査体制について説明してもらいたい。
・社内での検査状況の写真や記録を工事進捗に沿い、報告してもらえるか?
・施主として第三者を雇い、インスペクションを希望するが、対応してもらえるか?等

 

個別相談とモデルハウス見学でZEHビルダーを選ぶ

質問の回答や業者さんの対応をみて、信頼感を持てたZEHビルダーを数社選択。実際に面談。

モデルハウスを訪れ、住環境を体感し、個別面談では、予算と設備仕様など詳細につき希望を伝え、アドバイスを受け調整。見積もりや間取り図を、作成してもらいましょう。

数社との間でこのプロセスを取り、間取り図や見積もり金額を比較。信頼でき、ご家族の希望に最も沿った提案をしてくれた業者さんを選びたいものです。

この3つのステップを踏む事で、施主にとり、初めて納得のゆく建築業者・ZEHビルダーを選ぶ事が可能になるではないでしょうか。

最後に

2020年度のZEH補助金の審査・選別方法は、先着順となる可能性もありますので、ZEH注文住宅の計画はできるだけ、早めにスタートしてください。

2019年度の最終実績を見ると、公募は5月半以降、8月末にかけての公募となる可能性が大きいのではないでしょうか。いずれにしても、コストのかかるZEH仕様の注文住宅です。ZEH補助金は是非ともゲットしたいもの。

施主にとっては、この3つのステップを踏む事で、ご自身で納得のゆく、信頼できるZEHビルダーを選ぶ事ができるでしょう。

大きな投資になるのですから、くれぐれも慎重に。あなたの夢我が家を実現してくれる信頼できるZEHビルダーさんを選び、快適で、家族をしっかり守るZEH仕様の新築注文住宅を実現してください。 

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