国土交通省が、木造住宅の生産体制強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の木材関連事業者、流通事業者、建築士事務所、中小工務店等が連携して取り組む、省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の整備を支援する令和3年度地域型住宅グリーン化事業につき募集を開始しています。
令和3年度地域型住宅グリーン化事業の募集が始まりました!
補助金種類と補助金限度額
支援対象となる木造住宅 | 建築物種類 | 補助金上限額 |
長寿命型(長期優良住宅) | 新築 | 110万円 /戸 等 [注1] |
高度省エネ型(認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅) | 新築 | 70万円 /戸 |
ゼロ・エネルギー住宅型(ZEH:新築及び改修) | 新築及び改修 | 140万円 /戸 等 [注2] |
省エネ改修型(省エネ性能が一定度向上する断熱改修) | 改修 | 50万円 /戸 |
優良建築物型(認定低炭素建築物など) | 新築 | 1万円 /㎡(床面積) |
[注1]: 1次エネルギー消費量が省エネ基準△20%となる場合、30万円/戸 補助限度額引き上げ
[注2]:寒冷地・低日射地域・多雪地域は Nearly ZEH補助対象
住宅新築に対する加算措置
- 地域材加算限度額:20万円 /戸 ⇒ 主要構造材の過半に地域材を使用する場合。
- 三世代同居加算限度額:30万円 /戸 ⇒ 玄関・キッチン・浴室・トイレのいずれかを2つ以上、複数箇所設置する場合。
- 若者・子育て世帯加算限度額:30万円 /戸 ⇒ 40歳未満の世帯、または、18歳未満の子を有する世帯。
応募期間
- 応募期間:令和3年4月1日〜令和3年5月10日(月)17時まで
- 採択通知発出日(予定):令和3年6月10日(木)
応募方法
- 応募方法: 地域型住宅グリーン化事業 電子申請システムにより応募
参考:令和3年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)
対象となる事業:国土交通省が事業者向けに行う支援事業
構造・防火及び生産システムの面で先導的な設計・施工技術の普及と低炭素社会の実現に貢献するため、先導的な技術を導入した木造の住宅・建築物のリーディングプロジェクトの支援。
一般建築物
先導的な設計・施工技術が導入される一定規模以上の建築物の木造化を実現する事業。
建築物における木造化の推進に向けたモデル性、先導性が高いプロジェクトとして選定されたもの。以下、全6要件を満たすプロジェクトが補助対象(設計のみでその後の整備を伴わぬものは対象外)
【1】 構造・防火面で先導性に優れた設計又は施工技術が導入される事業計画であること。
【2】 使用する材料や工法の工夫により整備コストを低減させるなどの、木材利用に関する建築生産システムについて先導性を有する計画であること。
【3】 主要構造部に木材を一定以上使用するものであること。
【4】 建築基準法令上、構造・防火面の特段の措置を必要とする規模以上のものであること。
【5】 木造化された建築物の普及に寄与するものとして、次の①から③の要件に該当するものであること① 建築物の木造化に係る先導的な技術について、竣工後にその内容を検証し、取りまとめて公表すること② 本事業により整備された建築物及びその情報について、竣工後に多数の者の目に触れるようにすること。③評価委員会又は国土交通省の求めに応じて、先導的な木造建築物の普及に資する設計、施工等に関する技術資料を、補助事業者の財産上の利益、競争上の地位等を不当に害する恐れのない範囲で公表できること。
【6】 令和3年度に事業に着手するものであること。
木造実験棟
CLT等新たな木質建築材料を用いた工法等による、建築実証と居住性等の実験。
CLT(Cross Laminated Timber)工法についてはCLT建築推進協議会のホームページをご参照ください。
令和3年度サステナブル建築物等先導事業 公募期間
公募期間 | 提出期限 | 採択時期の目安 | |
I期 | 令和3年4月初旬~令和3年4月23日(金) | 令和3年4月23日(金)17時必着 | 令和3年7月上旬頃 |
II期 | 令和3年4月26日~令和3年7月30日(金) | 令和3年7月30日(金)17時必着 | 令和3年10月中旬頃 |
III期 | 令和3年8月2日~令和3年10月29日(金) | 令和3年10月29日(金)17時必着 | 令和4年1月中旬頃 |
募集要領・募集書式
サステナブル建築物等先導事業評価事務局のホームページからダウンロードできます。