新型コロナウイルスによる外出自粛により、これまでの生活とは全く異質のゆったりとした時の流れの中で、家族と一緒に過ごした貴重な時間。在宅勤務に切り替え、立地条件や家族が求める住環境の快適さを整えたい。マンションを売り、庭付きの戸建てに住みたいという方が増えています。
- 仕事に便利な都会のマンションを売り、郊外に移住。戸建て注文住宅を新築したい。
- 相続した田舎の戸建て住宅を売却、持ち家をZEH(ゼッチ)に建て直したい。
この記事では、スムースにできるだけ良い価格で売却する方法をまとめました。是非、参考になさって、理想の住環境を構築してください。
まずは、不動産の相場・資産価値を知る
日本では、家を売る場合、不動産会社に買主を探してもらう仲介が主流。家を売る際には、まず、手持ち不動産の市場価格、資産価値を知る事が重要となります。
実際に取引された不動産売却価格情報は、国土交通省の土地総合情報システムが、使いやすく、便利です。
① 種類:『土地と建物』の売却価格情報、『中古マンション等』の売却価格情報
② 地域:都道府県名・市町村名
以上を選ぶだけで、不動産取引価格情報が表示されます。
不動産会社の選び方
過去の取引事例で、手持ち物件の資産価値を確認した上で、次は、手持ち不動産が、今のマーケットでいくら位で売却できるのか。不動産会社に、物件の時価評価を依頼します。
不動産の価格査定:複数の不動産会社から査定を取る
幅広いネットワークとデータを持ち、全国から不動産購入者を探す。これが不動産会社の役割ですが、不動産各社は自社取引事例を含め、各社独自のデータを利用するため、算出する査定価格が異なります。
不動産会社に査定見積もりを依頼
好条件で売却するためには、複数の不動産会社にアプローチし、査定価格と査定の根拠を入手、比較・検討する事が、有利な条件で物件を売却するポイントになります。不動産会社によって査定価格に差があり、最低額と 最高額の差が数百万円になることもあるからです。
とはいえ、1社ごとに査定見積もりを依頼するのはとても大変な作業。
手持ち物件の査定依頼は、全国300社以上の売却実績豊富な不動産会社の中から、一括で見積りを入手し、比較・検討できるタウンライフ不動産売却一括査定が便利です。サービス利用は全て無料、メールで不動産売却に関する質問にも答えてくれるので便利です。
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不動産査定依頼は、全国300社以上の売却実績豊富な不動産会社から、一括で見積り比較ができる不動産売却一括査定が便利です。 |
信頼できる不動産会社を選ぶ
提示された査定価格、会社の対応姿勢などサービスの質、当該地域での売却実績をしっかりと確認の上、どのような販売活動をしてくれるかをヒアリングし、売却を依頼する不動産会社を決めることになります。
正式依頼に際しては、不動産会社との間で、売却活動に関する媒介契約を締結します。1社に絞った契約、複数の不動産会社に依頼できる契約を選ぶ事ができます。
レインズとは?
レインズとは、Real Estate Information Network Systemの略称。
このインターネット上の売却システムを使えば、売却を依頼した仲介業者一社が、物件情報をレインズに登録することで(複数の不動産業者に依頼する一般媒介は登録任意。一社に依頼する専任媒介は登録必須)、全不動産会社に物件情報が届きます。
どの地域に拠点をおく不動産会社でも、購入者の希望条件に該当する物件をレインズ・データで検索でき、購入者の手許に物件情報を届けることができるシステムです。
不動産媒介契約については、こちらの法律事務所の解説が解りやすい内容です。
実際に物件を売りに出してからのステップ
不動産会社から見学予約の連絡が入ります。
買い手の物件見学 Viewing
買い手の立場になって、買いたい物件!と思える様に、各部屋を整然と整え、光の見せ方にも注意しましょう。
・部屋を広く見せるため、床には物を置かない!
・見学者を迎える前に、換気をして爽やかな空気に入れ替えておく。
価格交渉
購入候補者が物件を気に入った場合、通常、希望価格を下回る価格でオファーが入ります。
売買価格や引き渡し時期、代金支払方法などは、全て不動産会社を通した交渉となりますが、売り手として、『これを下回る価格では売却しない』というボトムラインを予め決め、不動産会社に伝えておきましょう。
不動産会社は仲介手数料を得るため、売り手にプレッシャーをかける傾向があります。覚えておいてください。
売買契約締結
売買条件合意に至ると、買い手との間で売買契約を結び、買主から手付金(デポジット)の支払いを受けます。
不動産会社が準備する売買契約書など必要・関連書類の内容は、押印する前に、十分に確認してください。不明確な点な遠慮せずに質問することです。
鍵の引き渡し
資金の引き渡しが確認できた時点で、所有権移転などの登記申請を行い、鍵の引き渡しとなります。住まいに残していく設備などの取り扱いについても、最終確認をしておきましょう。引き渡し後は、税務申告の手続きもお忘れなく。
引き渡し日までに、一連の引越手続き、固定資産税、公共料金の精算が必要となります。
まとめ
手持ち物件の売却は、当該物件の売却実績があり、売り手側に立ち交渉をしてくれる信頼できる不動産会社を選ぶ事が鍵です。
数多くの不動産会社と接触の上、提示された査定価格だけではなく、対応姿勢やサービスの質、当該地域での類似物件売却実績などを確認の上、信頼できると感じた不動産会社に売却を依頼したものです。そのためのツールとして、売却査定一括請求が有効な手段となります。
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不動産査定依頼は、全国300社以上の売却実績豊富な不動産会社から、一括で見積り比較ができる不動産売却一括査定が便利です。 |